恩田陸『ねじの回転~FEBRUARY MOMENT 』 ◎

恩田陸『ねじの回転~FEBRUARY MOMENT 』

無教養な傍観者、水無月・R。「2・26事件」についても、知識ほとんどなし。でも、読んでいて、非常に面白かった。

タイムトラベルネタは、よくあるけれど、それを‘時間管理者側&実行者‘、‘さらにその上を行く管理者‘が内包し、時間をさかのぼって事件を何度もやり直したり、さらに殺されるはずのない人間を殺した歴史を確定したり、そのために時間をつまんだり飛ばしたり、と複雑。
歴史は常に一定なのではなく、様々な要因が絡み合う偶然から生まれ、多様な可能性を秘めているということ。それを何度も繰り返すことで、ひずみがおき、またそれを修正しようと未来の人類は様々なところに手をだしていく。

読んでいるうちに、こんがらがってきた。結局、最初の「聖なる暗殺」が元で「HIDS」と言う病理が発生したとしたら、「聖なる暗殺」をなかったことにする歴史改変が必要となるのか?ドコから歴史をやり直すべきなのか、放っておいて、なされるがまま歴史が刻まれるのを傍観すべきなのか。
読んでいて「聖なる暗殺」は結局誰を暗殺するという計画だったのか分からなかった・・・。事の発端だったのに・・・。

(2007.1.15読了)
ねじの回転
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February moment 著者:恩田陸出版社:集英社サイズ:単行本ページ数:444p発行年月:


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