『ワルボロ』/ゲッツ板谷 ○

喧嘩三昧の立川市の中学生。・・・これは、限りなくノンフィクションに近い、フィクションなんですか、もしかして実は?
ゲッツ板谷、読んだのは初めてですが、ビックリしました~。こういう世界があったとは。想像もつかなかったです。小市民ですから、ええ。『ワルボロ』ってのは、「ワル」い奴(不良中学生)が「ボロボロ」になりながらも、(喧嘩に)前進していく、って意味かしらん。

 よどんだ空気をはらんだ町、立川。ガリ勉だった俺・コーちゃんは、クラスの不良のおちょくりに過剰反応した上、チョーパン(頭突き)をかまして、ノシてしまう。そしてノシた相手・ヤッコに認められ、そのまま錦組(立川3中)に仲間入りする。そこから、錦組6人の喧嘩生活は徐々に加速度を上げて行く。
 錦組は、立川市内のほかの中学の不良たちと派手な喧嘩をしたり、意外な親交を結んだりしつつ、段々に強くなっていく。もちろん、相手もどんどん強い奴が出てくる。立川市内の中学をシメる、という計画を持った「立川2中」に卒業式の日に襲われ、とんでもなく強い連中と渡り合う(双方ボロボロ)が、最後に2中のトップに惨敗。そこへ、他市の更にとんでもない中学生が現れ、2中トップを倒す。錦組の面々は、ボロボロに傷ついても、後日、笑っている。

まあ、そんな内容なんですが、とにかく、とても中学生とは思えないような、スゴイ喧嘩シーンの連続。読んでて、オソロシイを通り越して、現実感(まあ小説なんだけど)を失ってしまうぐらいで。とにかく、コーちゃんたちの相手らはどんどん強くなり、それなのに逃げずにそれぞれの最大限の意地で立ち向かう。ある意味、爽快だ。最初は、勢いの喧嘩強さだけだった、錦組の仲間が、ラップで喋りを鍛えたり、筋トレで体を鍛えたり、お互いの絆を深めて行ったり。若者の成長というのは、すがすがしいね・・・(年寄りくさいよ、水無月・R )。

喧嘩はまず「喋り」で相手を圧倒し、という鉄則も、なかなかに興味深い。やっぱり何処の世界でも口の立つ奴は、いろんな意味で強いってことね・・・(笑)。

(2007.4.25 読了)
ワルボロ
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幻冬舎文庫 著者:ゲッツ板谷出版社:幻冬舎サイズ:文庫ページ数:510p発行年月:2007年07月こ


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