『キノの旅 -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○

電撃文庫magazine08年5月号の付録『キノの旅 -the sigsawa`s World-』につられ、時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズを読み始めたくなってしまいました!
そして、とうとう危惧していた「長編シリーズのラノベworld」に突入。
うっわ~、物語はとっても楽しいから予想通りのドツボだ~(笑)。
・・・恐るべし、ラノベの罠(^_^;)。

『キノの旅 -the Beautiful World-』
喋るモトラド(自動二輪車)・エルメスと旅を続ける・キノ。キノはパースエイダー(銃器)の達人である。キノが訪れる様々な国(場所)の物語の連作短編。
第一話「人の痛みが分かる国」
人々が理想だと思っていたことは、全くそうではなく。
第二話「多数決の国」
多数決は正しいのか。決め方よりその後始末が怖ろしい国。
第三話「レールの上の三人の男」
空しく繰り返される50年。疑問に思わないのだろうか?
四話「コロシアム」
戦わねばならなくなったキノ。パースエイダーの腕が遺憾なく披露される。
亡国の王子?シズと喋る犬・陸登場。
第五話「大人の国」
きちんとしたオトナになるために、子供を手術で「大人」にをする国。
キノの旅の始まりの真実。
第六話「平和な国」
長く続いた戦争の形式を15年前から変えて、平和になった国。エゴイズムが醜い。

様々な国(場所)が描かれる。現実にはありえないだろう、不思議な国々。様々な人々。その中を旅するキノとエルメス。2人(?)の会話が軽妙で楽しい。
この物語は「ひと」の醜さ・滑稽さ・優しさ・強さ・弱さなどを、デフォルメされているけれど、あからさまに描いている。
~~世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。~~ (前文より引用)
すべては、その言葉にあると感じる。

ちなみに、喋るモトラド(エルメス)には誰も突っ込みを入れないのに、犬の陸が喋った事にエルメスがすっごく驚いてたのには、思わず、「なんだよ、それ・・・・」と脱力しました。私的には機械が喋る方が、怪しさ度満載だと思うんですが、あの世界はそっちの方がOKなんですかね(笑)。

(2008.07.09 読了)

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The beautiful world電撃文庫 著者:時雨沢恵一出版社:アスキー・メディアワークス/


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この記事へのコメント

藍色
2008年07月10日 03:32
うふふ、長編シリーズのラノベworldにようこそ~。
連作短編なので、読みやすいですよね。
エルメスには突っ込まないのに、犬の陸に驚いてたこと、そういえば、です。
ほかに喋る機械は出てこないのに不思議な状況(笑)。

ところでちょっと萌えるかもなお話。この内容の物語、「図書館革命」に出てたって覚えてます?
それと、森博嗣さんの「女王の千年密室」はロボットと子供が奇妙な世界を旅するので同じ設定です(キノが元ネタ?)。
少し一方的なお話でした(汗)。
2008年07月10日 22:41
藍色さん、ありがとうございます!
えぇっ!『図書館危機』に、キノネタが?!う~、全然分かりません!ぎゃ~ん。なんか損した気分ですッ!もう一回危機を読まねば!(笑)
『女王の千年密室』は読んだ事あります~。確か主人公の名前はミチルで、ロボットと「不思議な慣習のある女王の国」を訪れるんですよね。・・・続編の方は未読ですが。・・・なんだかそっちの続編の方も読みたくなってきました~(^_^;)。
藍色
2008年07月11日 02:57
あ!『図書館危機』じゃなくて一作目の、「図書館革命」です。
くわしくは私のブログ記事をどうぞ。
『女王の千年密室』の続編も読みましたが、印象薄くて忘れてます(汗)。
2008年07月11日 22:19
藍色さん、重ねて情報ありがとうございます!
あ・・もしかして、玄田隊長に「ケンカの仕方」を教わった中学生たちの愛読書の話ですか?おお~、それなら覚ええてます!(ヨカッタ~♪)
苗坊
2011年05月26日 14:18
こんにちは。
私もついに読み始めました^^
面白かったです。
これからもキノはずっと旅を続けて、たくさんの人たちと出会うんでしょうね^^楽しみです。
キノの過去はとても切なくて悲しかったです。
そして図書館革命ネタ。
・・・う~ん。全然覚えていない^^;
2011年05月26日 22:28
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
長編ラノベworldへようこそ~!
既に本編14冊、作者パラレル(笑)4冊が出ている大長編ですが、ホントにいいですよ、「キノ」シリーズ。
なんというか、淡々と旅を続けるキノ達が出会う、色んな国々は〈ひと〉の色々な面をデフォルメしていますよね。
信じられない!ってことがなく「あ~、うん、こういうことあるかも」「キノの世界にならありそう」という奇妙なリアリティがすごいと思います。
キノの過去、切なかったですね・・・。
キノが旅を続ける理由の一つは、きっとこの過去なんでしょうね。

『図書館革命』ネタは、正しくは1作目の『図書館戦争』でした・・・(^_^;)。
あの中学生たちの愛読書は、このシリーズとか別の作家さんのラノベシリーズとかをモデルにしてるっぽい感じがしますね~。

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