『どんどん橋、落ちた』/綾辻行人 ◎

ふ・・・ふふふ(笑)。本格ミステリの旗手、綾辻行人さんですよ。まあ、私は本格ミステリは・・・色々考えなきゃいけなくて難しいんで(←単細胞生物)、読めないんですけどね♪
どうなんだろう、本作『どんどん橋、落ちた』は、本格ミステリ・・・なのかな?
一応「あとがき」で「騙しに主眼を置いた本格ミステリ」と綾辻さんも書いてらっしゃいますが。案外軽く楽しく読めましたよ。

こういう形式を〈犯人当て小説〉というというのは、前回読んだ『フリークス』で学びました(笑)。そんな私でも、すらすらっと読め、〈読者への挑戦〉を受けて一応推理しようかという気になれるんだから、楽しかったです。ただ・・・推理が当たったのは、5編中1編しかなかったけど・・・(^_^;)。

「どんどん橋、落ちた」
作家綾辻行人を訪れたU青年。彼は自分が書いた〈犯人当て小説〉を読んでほしいという。密室状態の場所から、少年が突き落とされた。意外や、この犯行を行ったものを私は当ててしまいました♪
「ぼうぼう森、燃えた」
U青年がまた綾辻氏のもとへ来て、また〈犯人当て小説〉を読んでくれという。野犬グループのリーダーを殺したのは、何ものなのか?
「フェラーリは見ていた」
ペットのお猿さん殺害事件。・・・いや、そのオチは・・・ずっこけた。
「伊園家の崩壊」
国民的〈明るく平和な家族〉の象徴ともいえる、あの一家を襲った悲劇・・・?あのう、コレ、制作プロダクションとかから抗議来なかったですか?!
「意外な犯人」
咲谷由伊、キターー!!しかも真っ先に殺されちゃうんだ?!登場人物たる綾辻氏と同様、半分だけ正解した章。U青年、結局何者だったんだろう・・・。

それぞれの物語における〈問題編〉〈読者への挑戦〉〈解答編〉で、一応色々考えてみたんですが、、やっぱり騙されますねぇ!て言うか、「フェラーリは見ていた」も良く考えたら〈見ていた〉んだから・・・ああいうオチが来てもおかしくなかったのかも・・・固定概念はイカンなあ(笑)。

気持ちよく騙されましたよ。面白かったです!一生懸命考えて、それで出た答え或いはお手上げ状態で〈解答編〉を読み、脱力しながらも「確かに一応、フェアプレイ精神にのっとってるよな・・・」と納得できました。上手いもんですなぁ。

「意外な犯人」の最後の、U青年の「あなたは違うんです」の意味を考えると・・・ぞぞ~っとしました。アレですよね?実は主人公・綾辻行人氏であるはずの〈僕〉は作家・綾辻氏の創作で・・・ってことですよ・・・。メタフィクションの中のメタフィクション・・・かな?多分。
~~~!!!怖ッ

(2010.03.11 読了)   
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どんどん橋、落ちた (講談社ノベルス)
講談社
綾辻 行人

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