『Think ~夜に猫が身をひそめるところ~』/吉田音 ○

デザインとか色々な仕事(?)をしている〈クラフト・エヴィング商會〉の3代目である両親の一人娘・吉田音さんは、ご近所に住む学者さん・円田さんと「ミルトリン探偵局」を結成した。
円田さんの飼い猫・黒猫のシンクが拾って来たものから、「夜に猫が身をひそめるところ」を推理する、だけど突き詰めて検証するわけじゃない、ただ色々と考え続ける探偵たちの物語、『Think ~夜に猫が身をひそめるところ~』

シンクが持ち帰る物(青いボタン16個とか、古い映画のチラシとか)ものから、シンクの行き先を想像する、音(おん)と円田さん。
そして、間に挟まれる、同じアイテムが出てくる、別の物語。
どちらが正しいのか、どちらがシンクの訪れた世界だったのか・・・?
音たちのいる世界と、想像の世界と、別に語られる世界。決して交わらないそれらをつなぐのは、真黒な猫・シンク(think=考える)。

なんだろう・・・。さりげないミステリー(ただし解かれない謎)のさりげなさ過ぎなところが、物足りなかった・・・かな~。
川の底に白い布を張ってそこへ古い映画を映すとか、チューバ演奏者がテレビに囚われるような心地になることや、大洪水が予言される村の「水読み」青年の行く末とか、細かいシチュエーションは結構面白いし、幻想的な雰囲気も素敵、と思ったんだけど・・・。
どうも、構成が今一つピリッとこなかったんですよねぇ・・・。
最後に、シンクが現れたお話もなんとなく無理やり感があって、ちょっと。

(2010.10.18 読了)

夜に猫が身をひそめるところ
楽天ブックス
商品副データThinkちくま文庫吉田音筑摩書房この著者の新着メールを登録する発行年月:2006年12


楽天市場 by 夜に猫が身をひそめるところ の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック