『ホルモー六景』/万城目学 ◎

ぶはははは!!!
超・大爆笑である。いいわぁ、万城目学さんたら!
なんなの、このトホホに満ちた、妙な緊迫感がありつつも脱力感たっぷりの物語たちは!
『鴨川ホルモー』読むなり、ああ早く『ホルモー六景』読まなくっちゃ!と、勢い込んで大正解!
私の個人的な期待(笑)にも応えてくれた万城目さん!ありがとう~!!

『鴨川ホルモー』は、帰省の新幹線の中で読もうと思って、買ってたんですよね。で、ニヤニヤ・ゲラゲラ笑いながら、早々に読み終わっちゃって、もう1冊買ってあった『わくらば日記』も、帰りの新幹線の中で読み終わっちゃった。
で、新幹線降りた途端、駅ナカの本屋探して飛び込み、『ホルモー六景』買っちゃいましたよ!
基本、水無月・Rは、図書館派ですのよ。そうそう本は買えないんです、経済的に色々アレなので。けど、そんな制限は「ホルモーをもっと知りたいッ!」という欲望に吹き飛ばされちゃったんですよね~。
恐るべし、ホルモー(笑)。

で、あわてて購入したこの作品、予想以上でしたわ~!スンバらしい!、の一言(笑)。
「プロローグ」
第五百一回目の<四条烏丸交差点の会>直前の、安倍と高村。
「鴨川(小)ホルモー」
京都産業大玄武組の二人静による、記録に残らない戦い。
「ローマ風の休日」
凡ちゃんが有能な指揮官になったきっかけと、アルバイトの話。
「もっちゃん」
もっちゃんとの日々を語る、安倍。
「同志社大学黄竜陣」
玄武・青竜・朱雀・白虎ときたら、やっぱり外せない黄竜。
黄竜陣誕生秘話。
「丸の内サミット」
京都でのホルモーを終え、東京で普通に勤め人をやっていたOB・OGが、ひょんなことから東京でオニを目撃する。
「長持の恋」
泣き虫おたまの文通相手は。高村のちょんまげが伏線になってたとは!ほろりとしました。

それぞれ独立しているけれど、ちょっとずつ別の物語の伏線になってたり、関与しあっていたりと、読んでてワクワクしました。
まさかまさか、「鴨川(小)ホルモー」の決闘の結果が、「同志社大学黄竜陣」復活の条件を満たしちゃったとは!そして、芦屋の嫌な奴っぷりも実は!(とはいえ、芦屋って男として酷過ぎると思います~)
『ホルモー』は三部作構想という話もあるようなので、新チーム、黄竜陣の活躍を期待したいですね。
その時は是非、山吹巴嬢に鬼神の如き奮戦を!(芦屋をやっつけちゃえ!)
そしてシンガポール留学生のウー君にも参戦してほしいです。日本人とは違った、面白い働きをしてくれるかもしれません。という訳で、続編希望です!
そうそう、「もっちゃん」のラストで、〈べろべろばあ〉の店主が九十人分の席を用意してるっていう話、黄竜陣のための席ですよね、きっと!みんな驚くだろうなぁ♪

6つの短編、どれもが非常に良いのですが、一番ツボだったのは「丸の内サミット」かな。
あったんだ、東京にも、ホルモー。
一ツ橋とお茶の水か~。やっぱり有名どころ(偏差値も高い)だよねぇ・・ちょっと残念だわ~。
ウチの大学、マイナーだから参加権ないだろうなぁ~。くっそぉ。
・・・って、これフィクションだから!!(←なんかこの間もこんなこと書いてた(笑))
でも、東京のホルモーは京都とちょっと違ったりするのかしら。
どんなホルモーなのかな、見てみたいなぁ。
ぜひ、続きを書いてくださいね、万城目さん♪

「もっちゃん」は、最初、だまされました。
途中で、ん?ってなって「ああこれは別の…」と気づいたけど、これって「べろべろばあ」の店主の話ではないですよね?年数が合わないもの。ってことは、「安倍」という名がホルモーに引き付けられるのか、ホルモーが「安倍」を引き寄せるのか?
まあホルモーの発祥は安倍晴明だっていうから、お約束なのかな(笑)。
もっちゃんの懐中時計がホルモーの時告げの役を果たすというラストに、ほろりとさせられた。
恋文のくだりは、とってもトホホでしたけどね(笑)。

あ、そうだ。
「ホルモォォォーーー!」と雄叫びをあげた人間には、後日何かが訪れるという。
二人静のところには、どんな変化が訪れたんでしょうねぇ。
男運が異様に下がるんだったりして(笑)。おかげで二人静の結束は更に鉄壁に?!っていうオチだったらいいなぁ♪

さてさて、新要素も大量追加、今後の物語への伏線もいっぱい張られた今作、もちろん3部構成の残り2部への踏切板的役目を果たしてるんですよね!って期待してます。
とにかく東京のホルモーと同志社大学黄竜陣については、ぜひ続きを!と、
オニじゃなくて怪電波を、万城目さん宛てに発信することにします♪

(2012.08.21 読了)

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この記事へのコメント

苗坊
2012年08月25日 21:46
こんばんは^^
ホルモーにまつわるスピンオフ、面白かったですね~。私はこの本は表紙から恋愛のその後のお話だと思っていたんです。そしたら短編集だったのでちょっと拍子抜けしたのですが^^;
それでもいろんなホルモーにまつわる話が詰まっていて面白かったです。
2012年08月25日 21:55
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
ええ、面白くて、ほろりとして、すごく充実しました~!だ・け・ど!もちろん続きはあるんだよね!っていう期待も♪
私も、表紙で凡ちゃんと一緒にベスパ(?)に乗ってるのは、安倍だと思ってました。
でも、意外なストーリーでしたが、素敵なお話でしたよね~。
2012年08月26日 06:38
楽しかったですねー!
東京のホルモーの続編を読みたいですよねー!万城目さんに、ぜひとも書いていただきたいものです。
そして、笑えるだけじゃなく「長持の恋」ではホロリと涙したりもしました。
2012年08月26日 22:20
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
「長持の恋」は、ホントに良かったですよね~!
時を越えて、「いつかきっと会いに行く」だなんて素敵!しかもちゃんと『しるし』が、判りやすくついてたりして(笑)。
笑いながら、ほろっと来ましたねぇ~!
香桑
2012年08月27日 12:04
こんにちは。
こんな短編集を出されてしまうと、もっともっとホルモーの世界を知りたく&読みたくなっちゃいます。
黄竜陣を加えてのその後は? 東京のホルモーって? 東西対決とかあるのか??などなど。
そして、幕末バージョンも書いてみませんか?ってマキメさんにお願いしたい。
いくらでも広がりそう。書く人は大変だと思いますが、読ませてもらいたいなぁ。
2012年08月27日 21:51
香桑さん、ありがとうございます(^^)。
ええ、もうホント、どうなってるの~!と、気になって気になって。
東西対決!いいですね、っていうか全国大会してください(笑)。九州は大宰府とかあるし、中国地方は出雲大社でしょ、四国はもちろん八十八か所もありますし(笑)、東海地方には伊勢神宮あるし、東北やほかの地域にも神社仏閣色々あるんですから、ねぇ♪
幕末バージョンも、いいですよねぇ。
いえいえ、ここまで来たら、千年の長きにわたる『ホルモーの歴史』を、全部!(笑)読めたら、幸せですよね~。

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