テーマ:未定

『フランダースの帽子』/長野まゆみ ○

長野まゆみさんがよく使うモチーフに、異性同士なのによく似た親戚関係(姉妹、兄妹、姉弟、イトコ同士など)というものがあるんですけど、入れ替わったり性別を詐称したりと、境界の危うい感じがちょっと不安をそそりますよね。 そんな不安定な浮遊感の漂う6つの物語を収めた『フランダースの帽子』は、それぞれに掴みどころがなく、なんだか靄の中を迷ってい…
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『物語のおわり』/湊かなえ ◎

北海道を旅する人たちの間に受け渡されていく「空の彼方」という未完の物語。読んだ人々はそれぞれに自分だったら・・・、と『物語のおわり』を思い描く。彼らは、それぞれ心にわだかまりを持って旅に出たのだが、物語に心を添わせることがそのわだかまりを溶かすきっかけとなる。そして、未完の物語は廻り廻って・・・。いつもの湊かなえさんとは、ちょっと違った…
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『悟浄出立』/万城目学 ○

やっほ~、マキメさんだ、楽しみだ~、と読み始めてみたら、あらら?ちょっと肩すかし。 いつもの、愛と笑いとツッコミ処満載、トホホ溢れる感じがちょっとしなかった・・・。 アレだな~、中国古典の素養がないからなぁ、私。 万城目学さんによる、中国古典のサブキャラ(?!)たちの心中を描いた『悟浄出立』、原典を知ってたら、もっと楽しめたかな?…
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『遠野物語Remix』/京極夏彦 ○

かつて、柳田國男の『遠野物語』を読んだことがある。民間伝承や民俗学なんかを学んでた学生時代の話だから、20年ほど前のことである。その頃のこの物語の印象は「派手なところはないけれど、それだけに本当に信じられてきた伝承なんだろうな」というようなものでしたね。夏休みに遠野へ行って、河童淵へ行ったり曲がり屋を見に行ったりと、ウロウロと観光したこ…
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『夜の国のクーパー』/伊坂幸太郎 ○

う~む~。オチがあれですか、伊坂幸太郎さん~(^_^;)。 なんかねぇ、ファンタジーというか大人のための寓話のような、そんな作品だったんですけどね~。 いやぁ、ちょっと私には合わなかったかな~『夜の国のクーパー』。 戦争に負けて、敵国の兵士が支配するためにやった来た。その国の猫が、漂流してきたらしき男に、その話をする。 そう…
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『傷痕』/桜庭一樹 ○

キング・オブ・ポップがこの世を去った。彼の歌声を聴かない日はないというぐらい、世の中に浸透し、熱心な平和活動などで名を馳せた、偉大なる男が。彼は11歳になる娘(だと言われる少女)と、銀座の廃小学校を改築した「楽園」に住んでいた。 最近の桜庭一樹さんの作風を、私は勝手に〈人生泥沼系〉と呼んでたんですが、本作はそんなことはなく、ちょっと安…
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『往復書簡』/湊かなえ ○

過去を振り返ってやりとりされる手紙による、物語。書簡小説と言うとモリミー(森見登美彦さん)の『恋文の技術』を思い出しますが(『恋文の~』は往復ではなく往信のみで返信はない)、そこはやはり湊かなえさんですから。全く違った方向性です。が、今までの湊さんとはまた違いますねぇ(そりゃそうだ)。『往復書簡』というタイトル通り、手紙のやり取りだけで…
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『333のテッペン』/佐藤友哉 ◎

『Story Seller』「333のテッペン」、『Story Seller(2)』「444のイッペン」、『Story Seller(3)』「555のコッペン」で読み続けてきた、「普通」の皮をかぶり続けようとする主人公・土江田。彼のストーリーは「666のワッペン」を加えて、1冊の物語になりました。 「333~」「444~」「555~」…
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『玻璃の家』/松本寛大 ○

第1回「ばらのまち福山 ミステリー文学新人賞」の受賞作です。以前住んでたM市のご近所だったんですよねぇ、福山。で、M市の本屋さんでPOP見まして、読んでみたいと思いつつリストが長くて、その間にN市に転居しちゃいましたよ(笑)。 で、やっと読むことが出来ました。・・・内容は、福山市とは全然関係ないんですね~(^_^;)。いえ、別にいいん…
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『ピカルディの薔薇』/津原泰水 ○

妖物引き寄せ系な男・猿渡。『蘆屋家の崩壊』で三十路を過ぎても定職についていなかったこの男が、文筆業に職を定め、それでも怪しげな事態に巻き込まれる物語である。 しかし・・・津原泰水さんは、ゲテモノ喰いに絡むお話が好きなんでしょうかね・・・。 ちょっと・・・て言うか、かなり私は苦手です。 猿渡に、とある男…
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『すべてがFになる』/森博嗣 ○

すみません。水無月・Rは、無教養なんです。根っからの文系人間だし。だから、この『すべてがFになる』の謎解きは、全っ然、出来なかったです。ていうか、普通の人にこれは解ける謎なんですか?無理ですよね?無理って言ってぇ~! しょっぱなから、西之園萌絵の暗算能力に驚かされただけの人間に、このミステリは、無理だったのかも・・・トホホ。 森…
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